カラー コピー機に役立つ情報
ソフトが手に入ったら、これを動かしてみよう。
ただし、ビデオのように簡単にはいかない。
ビデオデッキならばビデオソフトを挿入し、再生するだけで映画を見ることができるが、パソコンの場合は違う。
パソコンは、フロッピーディスクやCD‐ROMを入れるだけでは、そのソフトを使うことはできないのだ。
ここがパソコンの難しいところだ。
ソフトを使えるようにするには、パソコンショップで購入したフロッピーディスクやCD‐ROMに記録されている内容を、先に説明したハードディスクと呼ばれる装置に移し替えなければならないのだ。
この作業のことを、一般にインストールとかセットアップなどと呼んでいる。
実は、昔はビデオのようにフロッピーディスクを入れるだけでOKという、インストール不要のソフトが多かった。
ところが、ウィンドウズが登場して以来、ソフトがフロッピー・ディスク一枚では収まりきらなくなってしまったので、ハードディスクに移す作業が必要になってしまったのだ。
いまのパソコンは、次の手順を踏んで、はじめて使うことができるようになる。
パソコンを購入したら、梱包を開けてパソコンを取り出し、同封されている解説書に従って、ディスプレイ、キーボード、マウスといった装置をパソコンの本体につなげる。
いわゆる「セッティング」だ。
これが完了したら、まず最初に「ウィンドウズ」などの基本ソフトと呼ばれるソフトをパソコンショップで購入して、これをハードディスクに移し替える。
つまり、「インストール」をするわけだ(基本ソフトについては次の節で説明する。
とりあえずは、こういうものが必要であるということだけ覚えてほしい。
次に、ワープロソフトや会計ソフトなど、あなたが使いたいと思うソフト(このソフトのことを一般にアプリケーションソフトという)を購入して、やはりハードディスクに「インストール」する。
これで完了。
インストールは最初の一回だけ行えば、あとは行う必要はない。
インストールソフトは、内蔵型ハードディスクと外付け型ハードディスクのどちらにインストールしても構わないが終わったら、パソコンショップで購人したフロッピーディスクやCD‐ROMは必要なくなる。
なぜなら、この中に記録されている内容と同じものがハードディスクに記録されたからだ。
ただし、まったく同じというわけではないので注意してほしい。
インストール後も必要になることがあるので、フロッピーディスクやCD‐ROMは大切に保管しておこう。
インストール/セットアップ…パソコンショップなどで購入したソフトを使えるようにするために、フロッピーディスクやCD‐ROMの内容を、ハードディスクに移し替える作業。
パソコンを動かすには、「基本ソフト」と「アプリケーションソフト」の二種類のソフトをインストールしなければならないと述べた。
特に基本ソフトは、あなたが使いたいと思う思わないに限らず、絶対にインストールしなければならない。
それはなぜか?パソコンの電源を入れたとき、内部でどういったことがなされているのか、その仕組みを理解すれば明白だ。
電源のスイッチを入れると、CPUはこれに反応してRoMに記憶されているBIOS(バイオス)と呼ばれる特別なプログラムをまず最初に実行する。
BIOSとは、ベーシック・インプット・アウトプット・システムの略で、直訳すると「基本的な入出力を制御するシステム」といった意味。
つまり、キーボードから打ち込んだ(=入力した)文字をディスプレイの画面に表示する(=出力する)といった、パソコンが最低限動くようになるための、ごく基本的な部分を担ってくれるプログラムだ。
逆をいえば、このBIOSがないとキーボードから文字を入力することもできないし、画面に文字を表示することもできなくなってしまうのだ。
つまり、そこまで重要なソフトなので、このプログラムに関してのみ、特別にROMという決して消えることのない器に記憶させているのである(ハードディスクに記憶させてしまうと、万が一ハードディスクが壊れてしまった場合などは、パソコンが使えなくなってしまうため)。
だが、このBIOS、機能があまりにも貧弱なのだ。
生き物にたとえると、動物が最低限生きていけるための「本能」のような部分しか提供してくれない。
本能だけで生きる動物に、「ああしろ、こうしろ」とうまく指示することができるだろうか?そこで、せめて人間が指示(つまり操作)できるレベルにまでパソコンを高めてくれる、BIOSとは違う別のソフトが必要になるのだ。
それが基本ソフトだ。
基本ソフトは、俗にOS(オーエス)と呼ばれている。
本文中でたびたび取り上げた「ウィンドウズ」は、このOSと呼ばれる部類に属すソフトの一つである。
パソコンは、電源を入れた瞬間には頭の中に何も存在しない、まっ白な状態だ。
これが、CPUによって、ROMに記憶されているBIOSというプログラムが動かされることで、とりあえず本能のレベルに達する。
すると、今度はBIOSが、本能の赴くままに、ハードディスクに記憶されているOSを読み取り、これをRAMに記憶して実行する。
この瞬間に、パソコンは私たちが操作できるレベルにまで一気に成長するのだ。
私たちは何気なくパソコンの電源を入れていると思うが、パソコンの電源を入れてからわずか数十秒の間に、パソコンの内部では、実はこんなことが常に行われているのだ。
なぜRAMに記憶するのかというと、ハードディスクはメモ帳のような役割しか果たさないからだ。
「CPU十RAM=頭脳」であるRAMに記憶しなければ、パソコンの頭脳が成長できない。
忘れてしまった人は、56ページを読み返してほしい。
ちなみに、OSはオペレーティングシステム(Operating System)の略。
パソコンの操作(=オペレート)が快適になるか否かは、すべてOSにかかっているといっても過言ではない。
M社が開発した「ウィンドウズ95」というOSが発売されたとき、「パソコンが簡単に使えるようになった」という評判が世間に広まったのは、このOSの性能が飛躍的に向上したからだ。
95は、九五年に発売されたウィンドウズという意味。
OSと呼ばれる基本ソフトが、なぜ必要で、どうしてハードディスクにインストールしておかなければならないのかが理解できたと思う。
ワープロソフトとか会計ソフトといったアプリケーションソフトは、洗濯機のマイコンのような肉体労働を代行してくれる単純なプログラムではない。
もっと知的な行為を行ってくれるプログラムだ。
そのため、私たちが操作できるレベルにまで引き上がった、知的な状態のパソコンでないと機能しないのだ。
そのために、OSという基本ソフトが必要になるのである。
パソコンを使うためには、OSとアプリケーションソフトの両方をハードディスクにインストールしなければならないのは、実はこうした理由があるからだ。
パソコンを使ったことのある人はわかると思うが、パソコンの電源を入れると、まず最初にいろいろなメッセージが英語でディスプレイ画面に表示される。
これは、BIOSが動きだし、次にOSを呼び出そうとする様子を逐次報告しているのだ。
なぜ日本語でなくて英語なのかというと、この時点ではまだ、日本語が出せるまでにパソコンの頭の中がレベルアップされていないからだ。
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